株式会社 藤村デザインスタジオ一級建築士事務所 代表取締役の藤村益生です、弊社では、主に商業施設などを設計しておりますが、その他にも、住宅から建築設計、プロダクトデザインまで幅広く手掛けております。そして、藤村デザインスタジオでは、社会に対してメッセージを発信しつつ、豊かな日常生活と調和のとれたデザインを心がけております。
一番記憶に残る代表的な成果や経験!
私の記憶に残る仕事は「納骨堂」の設計です。その仕事は水晶というイメージコンセプトとLED技術、機能、そしてデザインが見事に調和できたプロジェクトでした。このような先進的な仕事は必ず何かしらの問題が生まれるのですが、それらの問題はデザインによって、全てが解決出来る事を教えたくれた仕事でもあります。
作業過程が知りたく存じます。自分だけのデザインプロセスがございましたら、お話聞かせてくいただけますでしょうか?
私のデザインプロセスは、やはり最初に「何がしたいのか」を問います、そして、それを実現する為に何が問題なのかを見つけます、そして私はシミュレーションを行います、そう、そのシミュレーションがとても重要だと感じています。いかに鮮明にシミュレーションが出来るかが問題を見つける近道なのです、そうすれば後はデザインによってその問題を解決するだけです。
一番尊敬するデザイナーはどなたでしょうか?どのような影響をお受けいたしましたでしょうか?
私が影響を受けたのは建築家のルイス・カーンです。私がまだデザインを学んでいる頃に出会った「ルイス・カーン建築論」に書かれてあったたった一言の文章に心を打たれました、それが「すべての物には意味がある」だったのです。そうです、デザインに無駄な物は1つもありません、この言葉は今も私の心の中に刻まれています。
10年後、デザイン市場はどのように変わるのでしょうか? 個人的にどういうご準備をしていらっしゃるのかお聞きしたいと思います。
10年後のデザインの事は正直私にはわかりません、テクノロジーが進めばそれを活かしたデザインは必ず生まれると思います、ただ、やはり人間という体と五感がある以上デザインの根本は10年後も変わらないのだと思います。ですので私の考えは、時代を作るのではなく、その時代を読み取る事が重要だと考えています。
デザイナーとして自分だけの哲学や信念などはございますでしょうか? そして今後のビジョンは?
私のデザインへのこだわりは「破綻させない事」と「調和」です。前に述べたように、問題解決がデザインにおいて重要だと書きましたが、ただ解決するのではまったく意味がありません、やはり破綻させずに美しく解決することが重要だと思っています。そして、全ての物事を調和させる事が最終的に美しさに繋がるのだと信じています。今後のビジョンについては、やはり、社会に貢献できるデザインとは何かをこれからも考えていきたいと思っています。
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